古井戸「再会」東京キネマ倶楽部
先日10月20日(火)の夜初めて鶯谷の駅を降りた。
古井戸の再会ライブを見るために。
古井戸とはRCサクセションや麗蘭の仲井戸麗市氏が加奈崎芳太郎氏を組んでいた
分類的にはフォークデュオ。
1979年に解散したので、36年ぶりだそうだ。
仲井戸チャボ麗市氏の45周年ライブ渋公にも30分ほど一緒に演奏されていたが、
今回は諏訪と鶯谷の2か所でフルのライブという事で、
実はライブはお初になるのだが(小学・中学生だったので)、
観に行ってきた。
東京キネマ倶楽部は元キャバレーだそうで、
鶯谷の町とともに昭和のかおりのする場所だった。
平日しかもうっかり会議があるのを忘れていたので到着ぎりぎり。
すでに座る場所もなく、一番後ろの方で壁にもたれていた。
加奈崎さんを観るのは何十年ぶり?
高校に入り、RCを知り、そこから古井戸へ。
高校生ながら吉祥寺の曼荼羅などよく通ったものだ。
当時のマネージャーの深沢さんにはよくお世話になりました。
なんてことを考えていたら開演。
渋公同様「750円のブルース」から。
アルバム「ラストステージ」の1曲目この曲を聴いたときから
ファンになっていたんだな。
そして2曲目の「飲んだくれジョニー」この曲はRCでもやっていたが
加奈崎さんの太い声が合う。
「フォークギターでロックをやっていた」と加奈崎さん言うように
ブルースロックでチャボは弾きまくり、加奈崎さんはシャウトする。
また「らびん・すぷーんふる」さわやかな曲や
「セントルイスブルース」ではブルースを歌いあげ
「抒情詩」ではチャボはマンドリンを弾いたり,
「四季の詩」では歌の掛け合い、
「大雪のあとで」や「ちどり足」などのエレック時代の曲を中心に
CBSソニーが2曲、キティレコードが2曲。
(だったと思う)
本編最後の曲の前に解散コンサートの時の話をして、
解散コンサートなのに新曲をいくつか披露したと言って
その中の1曲「いつか笑える日」を歌った。
「又 ひとつ ふみこたえ 又 ひとつのりきって
いつか笑える日まで 今いる日々を」
チャボの歌詞はぐっとくるものがあり、
特に今この歌詞が胸響くね。
1回目のアンコールは「ポスターカラー」と「何とかなれ」
この曲を生で聴ける日が来るなんてね。
「何とかなれ」は何年か前夜中の番組の主題歌で使われていたが。
でこれでおしまいかと思ったら2回目のアンコール。
「夜奏曲」「おやすみ」の2曲。
「僕を忘れないで~♪」いや忘れないですよ。
古井戸のお二人の方はどう思っているのかはわかりませんが、
「さいかい」は同じ読みで「再開」という感じがあるのだから、
ゆっくりとした「再開」のライブだったと思っています。
終演後ゆっくりと会場から階段で下に降りていくと、
本物のキャバレーがあるようで、
昔風の衣装にタイムスリップしたような感じでした。